Osmia cornifrons　(Radoszkowski,1887)
【体長】メス9-13mm。オス8-11mm。
【発生期】メス4-5月。オス3-4月。
【分布】北海道、本州；極東ロシア、中国、朝鮮半島。

東北地方のリンゴ農園が受粉のために飼養した際、こう呼ばれたのが標準和名になったという。
ヒトツバツツハナバチとも呼ばれる。
地上既存坑に営巣し、花粉蜜を団子型に成形して産卵する。
土で育房の隔壁を作る。
通常既存坑内に育房を直列し、これを単式巣と呼ぶ。
営巣基の内径が一定の大きさを超えると、貯食に先立って三日月型の隔壁を作る習性があるが、他のツツハナバチが、4.4-6.4mmの値に対して、本種は9.4mmであり、体長の割に大きな値を現すという。
極端に広い空間には並列に育房を作ることがあり、これを複式巣と呼ぶ。
繭の中で成虫態で越冬する。
アメリカにも受粉昆虫として導入された。 ゲンゲを訪花するメス。
2009年5月3日、神戸市。 マルバシャリンバイを訪花するメス。
スコパに花粉を付けている。
2024年5月18日、兵庫県加古郡。