Megachile kobensis　Cockerell,1918
【体長】10-13mm。
【発生期】5-9月。年1-2回発生する。
【分布】本州、四国、九州、対馬、屋久島、種子島。

海浜部を中心に生息する。
コウベキヌゲハキリバチとも呼ばれていた。
海浜部などの砂地の海浜植物の株際や枯れ葉の下を掘坑し、営巣する。
ハマゴウなどの葉を裁断して育房を作り、坑道内に直列させる。
花粉蜜を貯食して産卵する。 ハマゴウを訪花し、吸蜜するメス。
2017年7月17日、佐賀県唐津市。 ハマゴウの葉上で休むオス。
2018年7月21日、佐賀県唐津市。 ハマゴウを訪花するメス。
スコパに花粉を集めている。
2014年7月26日、福岡市西区。 ハマゴウを訪花するオス。
2015年7月20日、福岡市西区。 ハマゴウの葉を裁断するメス。
2017年7月22日、佐賀県唐津市。 裁断した葉片をかかえて、しばらくとまっている。
他のハキリバチがそうする様に、巣に持ち帰るまでに葉片を軟化させる目的だと思われる。
2017年7月22日、佐賀県唐津市。 巣に葉片を搬入する。
ハマゴウの株の根元に営巣している。
この様な環境を好むといわれ、花粉蜜や巣材しかり、ハマゴウの周りでこの蜂の生活は完結する。
2017年7月22日、佐賀県唐津市。 再び巣材を採りに出かける。 巣材のハマゴウの葉片を、巣に搬入する。
2017年8月11日、佐賀県唐津市。 海岸で営巣場所を探す。
砂浜のハマゴウの群生地に好んで営巣する。
2022年7月16日、佐賀県唐津市。 ヤハズソウを訪花するメス。
珍しく内陸部で活動する。
大量の土砂が持ち込まれた、低山地にある工業団地の空地のため、発生の由来は他所なのかも知れない。
2007年9月9日、佐賀市。