Rhopalum venustum　Tsuneki,1955
【体長】4-5mm。
【発生期】夏季に活動するが、詳細は不明。
【分布】北海道、本州、四国、九州、対馬；朝鮮半島（？）

小型種で、チャタテムシの成虫を狩るとする文献があるが、幼虫も狩る。
枯れ木や枯れ枝を穿孔し、5室ほどが直列した多房巣を作る。
写真は別の種かも知れない。 地面に落ちた、径17mm程の枯れ枝を穿孔して営巣する。
貯食を終え巣を塞ぐメス。
2024年7月13日、兵庫県姫路市。 巣口を塞ぐ材は、周りからかじり採る。 巣の入り口の周りの朽ちた木をかじり取る。
2024年7月13日、兵庫県姫路市。 かじり採った屑で、巣口を塞いでいく。 一度巣口を離れ、確認に戻って飛び去った。 枝の内部。
４房巣が完成している。
チャタテムシが多数貯食されており、隔壁には営巣基をかじり取った屑が使われている。
奥の２育房には幼虫が見える。
2024年7月13日、兵庫県加古郡（採集は姫路市）。 一番入り口寄り（左側）の育房内に貯食された獲物。
多くがチャタテムシの成虫だ。
右下の獲物に産卵している。
（あるいは孵化直後の幼虫かも知れない）