Ectemnius rubicola　(Dufour&Perris,1840)
【体長】メス 6-9mm。オス5-8mm。
【発生期】夏季。
【分布】北海道、本州、四国、九州、対馬；朝鮮半島、ユーラシア。

以前はキマダラギングチバチの和名で呼ばれていた。
日本の個体群はクララギングチ本土亜種・クララギングチ　E. r. nipponis　(Tsuneki,1960)とされる。
クララ、タケニグサ、アレチノギク、グラジオラス等の生きている茎を穿孔し、入り口の上下に育房を連ねて、20室ほどからなる巣を作る。
毒をもつ植物を営巣基に使う事が多い様だが、例外の有無は不明。
ハエやハナアブの仲間を狩る。 1975年6月1日、神戸市。 セイタカアワダチソウに作られた冬期の巣の入り口。
生きた状態の茎に営巣するが、すでに枯れている。
1980年頃、兵庫県加古郡。 巣穴から上に掘られた坑道。
4育房に繭がある。 巣穴から下に掘られた坑道。
5育房あるが、一番入り口寄りの育房は成長できていない。 繭と、獲物の残骸。
ヒラタアブの仲間と思しき残骸が見える。 茎を掘った時の髄質を隔壁に利用している。 前蛹。 蛹。