Vespula flaviceps　(Smith,1858)
【体長】女王14-16mm。ワーカー10-13mm。オス12-14mm。
【発生期】3-12（翌1）月。
【分布】北海道、本州、四国、九州、佐渡島、対馬、種子島、屋久島；朝鮮半島、台湾、中国、ロシア（沿海州）、インド、ミャンマー。

周知のとおり真社会性種。
通常地中に営巣するが、屋根裏、壁間、樹洞に営巣することもあるという。
巣は球形で大きく発達し、長径25-40cm。
側面に1つの巣口がある。
巣盤数は5-12枚、総育房数は3000-17000房。
ワーカー数は800-1500頭になり、オスと新女王はそれぞれ1000-3000頭羽化する。
威嚇性、攻撃性共にやや弱い。 ツツジの葉上で休む女王。
2005年5月2日、佐賀市。 営巣場所を探して林床を飛ぶ女王。
2023年5月8日、佐賀市。 ノブドウを訪花するワーカー。
2017年9月18日、佐賀県唐津市。 葉上でアブラムシの甘露を舐めるオス。
2013年12月8日、佐賀市。 後肢だけでぶら下がり、ハエ目の昆虫を肉団子にするワーカー。
2005年11月20日、佐賀市。 蛾の死体に来るワーカー。
2011年8月14日、兵庫県姫路市。 菌に感染して死んだバッタの肉を採るワーカー。
2016年10月2日、佐賀市。 サザンカを訪花する。
小さいのでワーカーだと思われるが、体はきれいだ。
暖地では年を越して活動する。
2022年1月2日、佐賀市。