Eucera spurcatipes　Pérez,1905
【体長】メス約14mm。オス約12mm。
【発生期】4-7月。年1化性。
【分布】北海道、本州、四国、九州、屋久島、沖縄島。

地中に営巣し、垂直に定位した育房には、流動性がある花粉蜜を貯食し、産卵する。
裸地を好む。
オスの触覚は長く、性差が大きい。
これが和名の由来になっている。 葉上で体を温めるオス。
早春に発生し、メスを待って飛び交う合間に、この様な姿がよく見られる。
2016年2月28日、佐賀市。 葉上で休むメス。
2011年5月15日、佐賀市。 営巣地の地面で、多くのオスが飛び交う。
メスの匂いに惹かれ、羽化して来た古巣の穴の周りに集結する。
2007年3月18日、佐賀市。 古巣の穴へ進入するオス。
2007年3月18日、佐賀市。 レンゲの花を訪れるメス。
2012年5月4日、佐賀市。 ダイコンの花を訪れるオス。
2015年4月5日、佐賀市。 カラスノエンドウを訪花するオス。
ツチハンミョウの一齢幼虫に取りつかれている。
2014年3月23日、佐賀市。 巣穴に飛び込むメス。
1980年頃、兵庫県加古郡。 巣穴を掘り進むメス。
1980年頃、兵庫県加古郡。 坑道の先の育房。
垂直に定位し、表面は滑らかに見える。
1980年頃、兵庫県加古郡。 餌の上に産み付けられた卵。
花粉と蜜の混合物は、かなり粘度が低い。
1980年頃、兵庫県加古郡。