Lasioglossum duplex　(Dalla Torre,1896)
【体長】 メス 7.5-9mm。オス 8.5-9.5mm。
【発生期】メス 4-10月。オス7-9月。
【分布】北海道、本州、伊豆諸島、四国、九州、対馬；朝鮮半島。

以前はハラナガコハナバチの和名で呼ばれていた。
巣は複雑な構造で、主坑から分岐した枝坑の先に育房塊が作られ、まわりは数本の支柱を残して空洞になっている。
春季創設メスが貯食産卵した後は夏季まで休眠期に入る。
新しく羽化したメスが貯食に専念し、創設メスが産卵に専念するという。
秋季に次の年の創設メスとオスが羽化する。 冬期にジシバリを訪花するメス。
成虫態で越冬するが、活動するのは珍しい。
2006年12月23、佐賀市。 葉上で休むオス。2009年11月23日、佐賀市。 ツツジのおしべから花粉を集めるメス。
2024年5月26日、兵庫県姫路市。 地面の巣穴から顔を覗かせる。
入り口は坑道より狭くなっており、外敵の侵入を防ぐ効果があると思われる。
2008年4月20日、佐賀市。 花粉を集めて巣穴へ飛び込む。
1981年頃、兵庫県加古郡。 地中に作られた育房。
大きな空間の中に、削りだされた様な形の育房が複数有る。
1981年頃、兵庫県加古郡。 掘り出した育房。
巣盤状に並んでいる。
入り口と反対側から写したもの。
1981年頃、兵庫県加古郡。 横から見たところ。
空洞部分に成虫が見える。
右側が入り口だった方で、貯食後に塞がれる。
1981年頃、兵庫県加古郡。 中の様子。
花粉団子に卵が産み付けられている。
右側が入り口。1981年頃、兵庫県加古郡。 育房の中。
花粉団子の上に卵や幼虫が乗っている。
育房の奥側に穴を開け、撮影している。
1981年頃、兵庫県加古郡。 一つの育房の拡大写真。
1981年頃、兵庫県加古郡。 成長した幼虫。
1981年頃、兵庫県加古郡。