Anoplius liukiu　(Dalla Torre,1897)
【体長】メス6.5-12.5mm。オス5.5-9.5mm。
【発生期】夏季-秋季に活動すると思われるが、詳細は不明。
【分布】本州、四国、九州、対馬、琉球列島；台湾、中国、東南アジア。

当初Pompilus fragilis　(Smith,1873)の名で記載されたが異物同名だった為、本学名が置換名として適用された。
Anoplius marginipennis　Yasumatsu,1936　及び、A. bakeri okinawanus　Tsuneki,1990　はシノニム。
ヘリグロクロクモバチや、オキナワクロクモバチの呼称もある。
コモリグモ、ササグモ、ハエトリグモ等の徘徊性の蜘蛛やタナグモなどを狩った後、やや深めの主坑の先に育房を掘り、搬入して産卵する。
続いて狩った蜘蛛を、同じ主坑から枝坑と育房を掘って搬入するため、多房巣となる。
最深部のの第1房から、上に向かって順に育房を追加していくが、その都度そこまでの主坑と枝坑を埋めていくという。
蜘蛛は歩脚の基部をくわえて、後退運搬する。
蜘蛛を水上に浮かべ滑空運搬することもあり、その時は歩脚の先端近くを把握する。
写真は別の種かも知れない。 石の上で休むメス。
2008年9月23日、佐賀市。 石の上を徘徊するメス。
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